「LGBTを知るために」学習会を開催しました

25日(金)の午後6時からiプラザで「LGBTを知るために」という学習会を、「生活クラブ運動グルーIMGP0046プ稲城地域協議会」の主催で開催しました。参加者30名程。講師の原ミナ汰さんのお話しを中心に、リレートークでは女性のカップル2人のお話しやお子さんが当事者というご家族2人のお話しを伺うことが出来ました。

性的マイノリティは病気でも障がいでもなく、持って生まれたその人の個性なので、変えようと思って変えられるものではない。また、「男・女」の定義について理解の仕方が大きく変化してきていることを有名なオリンピック選手などを例に、国による理解の差についても伺いました。参加者の7割近くの方が「自分の身近にマイノリティの人がいる」と手を挙げて下さったようにカミングアウトする人も増えています。しかし、社会的には「いないもの」と無視され続けている現状、社会は男と女・異性愛だけを社会規範の前提としているため多くの生き辛い人を生み出している、友人や学校・職場だけではなく家族にも相談出来ず非常に孤立感を高めている人が多い、自死念慮が非常に高いことなどを改めて確認しました。

 

LGBTというのは性的マイノリティの代表的なタイプについて説明する言い方で、L(Lesbian)レズビアン…同性に惹かれる女性、G(Gay)ゲイ…同性に惹かれる男性、B(Bisexual)バイセクシャル…両性に惹かれる人、性にこだわらない人。T(Transgender)トランスジェンダー…身体や戸籍上の性別に違和感があり、それとは異なる性や性別を生きたいと望む人、ということになりますが、性のあり様は人さまざま十人十色でLGBTだけが性的マイノリティではありません。また、性の問題はマイノリティだけの問題ではありません。一人一人が自分の性と生をどう考えるのかという基本の問題だということです。

 

性を考える上で⑴体の性⑵生自認(Gender Identity)⑶性的指向(Sexual Orientation)の3要素に着目し、全ての人の性的自認、性的指向を表すSOGIという考え方をしていこうという方向性に多くの運動団体もまとまりつつあります。

 

国内の性的マイノリティの当事者やそれを支援する団体などがまとまり、「性的指向および生自認等により困難を抱えている当事者にたいする法整備のための全国連合」が2015年4月5日に設立され(代表5団体、全国54団体が賛同)、「性自認および性指向の困難解決に向けた支援マニュアル」も2016年7月に発表されました。

 

この「支援マニュアル」では教育・就労・医療・民間サービス・公共サービスのそれぞれの分野でどのような支援が必要であるかについて具体的な例も示しつつ書かれています。国としての法整備と並行しつつ、自治体や企業に働きかけて実現できることの大変良い参考になります。自分の自治体で、身の回りでどんなことが出来るか、さらに考えて行きたいと思います。