原発事故避難者への住宅支援の継続について 

8月5日、市川房江記念館で開かれた小出裕章先生の原発セミナー『3・11から5年 なぜ日本は逆戻りをしているのか』に参加しました。後半は避難者の方や郡山市議、原発訴訟原告、原子力資料室スタッフを交えたシンポジウムで、5年経っても原発被害は現在進行中であることを強く感じました。

放射線の年間被曝量が国の基準は1ミリシーベルトなのに、福島の避難解除要件は年間20ミリシーベルト以下。解除地区の住民は、そこに帰還するか、自力で住宅を確保するか迫られています。ホットスポットや土壌汚染、内部被曝のことを考えれば子を持つ親にとって帰還という選択はあり得ません。

生活クラブでは原発事故被害者の救済を求める署名活動に取り組みましたが、「住宅支援の継続」について政府及び東京都に意見書を提出するよう稲城市に対しても働きかけることが重要です。2016脱原発1日セミナー (002)