女性の力で世界を変えよう!

女性の力で世界を変えよう!

先日、生活クラブの学習会で哲学者・人類学者の辻信一さんのお話を伺いました。辻さんは、「今起こっている戦争や気候危機はグローバリズムの価値観による事の帰結で、私たちはそうでない価値観で生きよう」というお話をして下さいました。

そして、知の巨人と言われるフランス人のジャック・アタリ氏がNHKの取材に答えて「アメリカが独裁政治に移行する可能性はある」が世界が真っ先に取り組むべき課題は「気候危機」だと言います。

「「命の経済」と呼ぶものへの移行、つまり再生可能エネルギー経済の開発、水素の開発、生活スタイルの抜本的な改革。人々が消費を減らす、修理やリサイクルをするなど、生活を大幅に変えることなど、すべてを一つのビジョンに統一し、「命の経済」にまとめることが重要だ」と主張しています。

日本は、GDPの50%以上を「死の経済」によって生み出しており、化石エネルギー、化学製品、化石由来の輸送、プラスチックを含む化石由来の繊維、さらに日本は世界的なプラスチックの排出国で、人工甘味料、工業型農業もある。こうした『死の経済』から『命の経済』に移行することが必要。それには女性の力が必要だとも語っています。

「いま世界を見渡しても、世界を変える最も活発な力は何かといえば、女性の力です。アメリカ大統領選挙でトランプ氏の勝利を阻んだのは女性です。いまイランで闘っているのも女性です。イスラエルでネタニヤフ首相に対抗しているのも女性です。命のための、あらゆる闘いの最前線にいるのは女性です。女性の活動は、本質的に『命の経済』だ」と女性の活躍に希望を託しています。

限りない成長を追い求めることをやめ、地球と共に生き、命を繋ぐ行動を始めましょう!女性の力で世界を変えよう!