「あすのば全国集会2024」子ども・若者の声を届けます に参加しました
6月23日、代々木のオリンピック記念センターにて「あすのば全国集会2024」子ども・若者の声を届けますに参加しました。
6月19日に、あすのばなどが中心となり国に要望していた、子どもの貧困対策法の改正案が参議院本会議で可決、成立しました。法律名に「こどもの貧困の解消」が明記されるなど大幅な改正となりました。
発表は若者当事者が十数人で分担し、わかりやすい自らの体験談など具体例を交えながら、課題とそれに対する政策提案まで言及されており、大変参考になりました。
そして、6000人のアンケートから明らかになった子ども・若者の困難は実に多様だということもわかりました。
高齢者の介護支援にはケアマネジャーがいますが、1人1人異なる子どもの支援の相談窓口もワンストップ対応ににして、支援メニューの見える化、支援の決定に伴走するアドボケイトが必要だとも感じました。
支援の専門職は、子どもの最善の利益を選択しなければならず、必ずしも子どもの希望を全て受け入れることが出来ない事がありますが、子どもの声を聴き子どもの意見表明権を守るためには、子どもの側に立ち、子どものマイクになる「独立アドボカシー」の伴走が必要だと感じました。
自分の人生の主人公は自分であること、自らが人生を操縦するすることを
アドボケイトを通して身につけて欲しい。
また、養育費がきちんと子どもに届き、子どものために使われる仕組みも早急に法整備、仕組みづくりをすべきです。
スウェーデンは国が養育費を立て替えて支給し、親から徴収し、支払えない場合は年金から引かれます。そのため養育費は9割以上支払われています。
日本もそうすべきです。
そのような仕組みが整備されるまで、養育費の取り決めに対し費用などを補助すべきですが、自治体間で支援はバラバラです。
東京都は町村に対しては養育費確保補助事業を行なっていますが、区市は各自治体が行うこととし、自治体ごとにバラバラで、利用率も決して高くありません。DVなどがある場合養育費の請求をするのも危険だと感じるケースも多いからです。
養育費は本来子どものために使われるべきものですが、受け取った親が生活費など他の支出に使ってしまう事もあります。きちんと子どもの為に使われるよう、子どもの希望を聞き、その用途に使われるよう管理を支援する仕組みも必要です。
子どもがおとなより弱い立場にある為に受けるこれ等の不正や権利侵害を、何重にも張り巡らせたセーフティネットで受け止めなければならないのです。